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8月4日(日)甲野陽紀先生の浜松講習会(2024年後期)
◆甲野陽紀研究講座◆
10:15ー12:15
◆甲野陽紀の身体で学ぶワークショップ◆
13:15ー15:30
〜甲野陽紀先生からのメッセージ〜
2024年後期の浜松は午前・午後の2コマ開催です。
いつもは前半をワークショップ、後半を研究講座としていましたが、今回は順序を反対にして私の最新の研究を紹介する研究講座から始まります。そして、後半のワークショップは大人の運動会とまではいきませんが、走ったり投げたり担いだりと身体をいろいろと動かす内容になります。
運動会ときくと身体を動かすことに抵抗のある方、大変そう…と思いがちかもしれませんが無理なく体験していただけますのでぜひ楽しみにご参加ください。
研究講座も誰でも体感できるわかりやすい内容ですので初めての方でも2コマ連続受講をお勧めしています。
講習では身体の変化を感じ取るために二人一組になって進めていきます。
初めての方には身体の不思議さや面白さを感じていただくきっかけとして、常連の方には常に新しい視点をもっていただく機会として、毎回テーマを変えて講習をしています。
各講座の始まりには、テーマに関連のある基本的な話をしてから進めますので、どなたでも無理なくご参加いただけます。
甲野陽紀研究講座 10:15~12:15
「言葉と身体のつながり〜つなぐ言葉、はずす言葉〜」
言葉と身体の関係性はこれまでも紹介してきましたが、今回は「とめる」「戻る」「外れる」など、ほかにも新しい言葉の効用について紹介していきます。
ただ言葉にしてみるだけで身体の変化が現れることは、頭では追いつかずとも納得してしまうことがあります。
身体の動きの質の変化はもちろんですが、心理面においても大きな助けになる要素も詰まっています。
言葉による自身の新しい身体感覚の体験を楽しんでみてください。
研究講座での内容は日常動作から人間関係まで幅広く応用できる内容ですので、ぜひ午後のワークショップとセットで受講されることをオススメします。
時間の許す限り質疑応答の時間もつくりたいと思っています。
甲野陽紀の身体で学ぶワークショップ 13:15~15:30
「運動会風の動きで再発見する身体のおもしろさ」
今回のワークショップは運動会風という表現ですが、勝敗を決めるわけでもなく、全力を出して疲労困憊になる内容でもありません。
言い換えればふだんの日常生活ではなかなかでてこないテーマをモチーフにして身体の面白さや不思議さを体験をしてみる時間です。
ふだん、走る、歩くという日常動作は身体のどこから動いているでしょうか。
足は出すことを気にしているか、軸足を気にしているか、それとも…
動きやすさは人によっても変わってきますが、いずれも身体への注意の向けるところを明確にすることで力みなく動けるようになってきます。
ほかにも投げる動きを探求するときには、ボールを投げるのではなく、昔ながらに遊んでいた懐かしいアイテムを使いながら投げる以前の身体の在り方について探求していきます。
投げる以外の動きを導くためにもとっても役に立つアイテムが登場します。
ひとりではなく、複数人でチームを組んで動くこともやってみます。
同調効果を活かしながら任意で騎馬戦風の動きや肩車にも挑戦してみたいと思っています。
そのほかにも時間の許す限りいろんなことをやっていきたいと思いますが、ぜひ自分の運動経験値などは気にせず、苦手な動きがあれば無理をせず自分のできる範囲でやってもらいますので、少しでも興味が動けばぜひご参加ください。
運動会風でありながら、どこか日常動作にも活用できるヒントもたくさん入っています。
一動作一注意という基本をもとに身体を通して自分を再発見していくワークショップです。
ご関心を持たれた方はぜひこの機会にお越しください。皆さまのご参加をお待ちしております。
甲野 陽紀 東京都生まれ
高校卒業後、父・甲野善紀の武術指導のアシスタントとして、国内外における各地の講座・講習会に同行。父と共同あるいは単独で有効な身体操作法を案出する。
2007年より単独での講師として各地に招かれ、武術を基盤としながらも独自の視点による身体技法を展開する。日常動作、スポーツ、介護、楽器奏法など幅広いジャンルとのつながりを通して、人の身体の持つ不思議さ・面白さに興味を持ち、武術だけにとどまらない身体感覚について日々探求している。
朝日カルチャーセンター新宿・千葉、よみうりカルチャー自由が丘などのカルチャーセンターで講師を務めながら、 東京都内でも定期的な講座を開いている。
その他にも全国各地の団体などからの依頼による講習会や研修会の講師も務め、そのジャンルは多岐におよぶ。教育(東京医科歯科大学、防衛大学校、都立新宿山吹高校ほか)、スポーツ(長野体育センター、三洋電機ラグビーチームほか)、介護(国立リハビリセンター、千葉大学医学部、全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会ほか)その他(中央労働災害防止協会、広島県福山市)など。
著書『身体は「わたし」を映す間鏡である』(2018 和器出版)
共著『驚くほど日常生活を楽にする 武術&身体術「カラダの技」の活かし方』(2014山と渓谷社)
共著『不思議なほど日常生活が楽になる 身体の使い方』(2016 山と渓谷社)
公式HP