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3月16日(土)守伸二郎先生の和稽古講座
「日本人的な姿勢で、背中が緩むと、立つ、動く、
守先生の笑いたっぷりの楽しいお話とともに茶道や和服など和の所作や古武術の動きを通じて、日常生活からスポーツや介護など様々なシーンで身体の使い方や問題を見直し、改善するポイントやきっかけを学んでいきます。
長年過ごしてきた豊かな和の身体感覚を取り戻しましょう!
初めての方から経験者まで、どなたでもご参加いただける講座です。
*連続の講座ではありませんので、初めての方でも気軽にご参加いただけます。
*激しい動きはありませんが、動き易い格好でおいでください。
*武術やスポーツなど経験がなくても大丈夫です。
*定員がありますので、定員に達しましたらキャンセル待ち受付とさせていただきます。
ー守先生からのメッセージー
日本の武道や技芸の世界では「胸を落とす」とか「背中を抜く」という言葉をよく使います。
また中国武術にも「含胸抜背」といった同じ意味の言葉が注意点として語られます。
一般には「胸を張った良い姿勢」と言われるのに対して何故真逆のような言い方をするのでしょうか。
胸を張ると腰が反って膝が伸びます。これは動きを考えた場合、動きにくくバランスを崩しやすい姿勢です。
明治以前の日本人は着物を日常的に着用し、また農耕民族のため身体全体を使って鍬などを振り下ろす生活が中心でした。
ですので通常胸は張らず膝が少し曲がった姿勢だったようです。
この姿勢はかけっこの位置についてから用意までの姿勢を考えると分かりますが、
動きやすく、バランスの取りやすい姿勢なのです。
またこの姿勢を取ったほうが横隔膜を動かしやすく呼吸も大きく楽に出来ます。
現代の私達は良い姿勢と言いつつ胸を張り背を反らした動くにくく呼吸もし辛い姿勢を取りがちです。
今回の「日本人的な姿勢で、背中が緩むと、立つ、動く、
お時間とご興味のある方は是非ご参加、体験くださいね(^_-)-☆。
守伸二郎
1991年武術研究者甲野善紀氏と出逢い松聲館に入門、十数年師事する。
甲野氏の術理を研究するため「香川稽古研究会」を有志と設立。2003年より韓氏意拳に出逢い、2005年4月に韓競辰に拝師。
呉服屋四代目として家業を営みながら、日本韓氏意拳学会の公認分館における指導活動やカルチャーセンター等で古武術からの身体運用講座などの講師を務める。
また、武術家の甲野善紀氏、思想家の内田樹氏、独立研究者森田真生氏、古代技術・民族楽器研究者関根秀樹氏、バランストレーナー小関勲氏、行動分析学や思 考場療法などの心理学、アプライドキネシオロジーやマフェトン理論など各方面のスペシャリストを招き香川で講演会などを企画しているイベンターでもある。