9月29日(日)光岡英稔先生の講習会

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9月29日(日)光岡英稔先生の浜松講習会

日本韓氏意拳学会代表、国際武学研究会代表 光岡英稔先生による韓氏意拳講習会、及び体験型 武術講座【兵法武学研究会(略称:武学)】を開催いたします。

経験のある方も全くの初心者の方、年齢や性別関係なくご参加いただけます。身体に無理がかかるような激しい運動は行いません。

<日時>
9月29日(日)
11時00分ー13時30分 韓氏意拳 初級
14時00分ー16時30分 武学 基礎クラス1
16時45分ー19時15分 武学 基礎クラス2
*武学2は武学1を受講した方のみご参加可能です
*キャンセル待ちの方は次回の講座の先行予約枠にてご案内いたします

【韓氏意拳初級講習会】11:00-13:30
9月29日(日)浜松での韓氏意拳初級講習会・光岡教室では、韓氏意拳、武術など全く経験のない方から参加いただける会となります。
この度の韓氏意拳浜松講習会・光岡教室では、夏の蒸し暑さに合わせて行なっていきます。この夏の時季は暑さと湿気が生じつつ生長(成長)へと移ろい始める季節です。芽を出た身体が夏に向けて少しずつ湿度、水分を上手く使い伸びやか丁度よく自然と働き始めます。
これを韓氏意拳では自然舒展(自然とのびやかになる現象)により整体参与(体の整いが参り与えられる現象)、これらが自然産生(自然と産まれ生じる現象)する現象と捉えています。
先ず最初は中国の古典に共通する「陰陽」と「周天」を歴史的身体として生命史、人類史の観点から理解し、その身体における陰陽を経験的に知って行きながら、そこから季節に沿っての六心を循環させる導観法を行い、一人稽古や対人の稽古で陰陽の循環を感覚して行くことをし、自身の外に向けられた行為が“結果的に”周囲と関わり作用することなどを経験して行きます。
この稽古は「運動集注、コントロール願望、操作性、知覚作用、脳化願望、確認作用、意識、」が働きかけると失敗するようになっていて、これらの不自然の要因が働きかけると私たちの身体の自然性は阻害されます。そのことを、ツイしてしまったり、無自覚にしてしまったりするのが私たち人間の性でもあり、その辺りから人間の不自然さが生じ始めます。この人間の性こそが稽古の対象となる。この辺りの問題を稽古を通じて紐解いて行くと分かって来ることがあります。それは内外を問わず「そもそも問題がある所へ行くと問題は問題となり。そもそも問題のない所に行くと問題はない」ことであり、自分の内面で起きる問題は自分の外の世界で遭遇する問題と繋がっている。
このように光岡教室で提示される稽古は「そもそも問題のない領域」を知るキッカケになるかも知れなく、その「そもそも問題のない所」を知って行く稽古を「大小の周天」と「身体の陰陽」の反転の集注観から循環性を変える稽古を通じて知って行き、それにより身体の陰陽の関わり方の違いから対象への作用も変わり、異なる感覚経験から状態と行為の中の陰陽周天の気の「順性」「逆性」の意味と「人間の身体の自然性」を知って行くことにも繋がって行きます。
このようにして、9月の浜松では皆に人の身体の自然性を獲得して行く稽古を教伝して行ければ幸いです。皆様の参加、お待ちしてます。

講師 光岡 英稔

【兵法・武学研究会(略称:武学、BUGAKU)】
光岡武学における基礎ノ基礎を稽古学習する会
一部:14:00-16:30
二部:16:45-19:15

この度、浜松での武学(通称:兵法・武学研究会) では光岡武学の様々な技法や業(わざ)へと枝分かれして行ける基礎ノ基礎である「五つの身体の層位」と「光岡武学-四つの基礎」を取り上げて行きます。
「五つの身体の層位」を理解して行く稽古では、
1.思惟的身体
2.物理的身体
3.経験的身体 一 (感覚体)
4.経験的身体 ニ (客体)
5.経験的身体 三 (気之体)
の一つ一つと、その互いの関係性の構造がどうなっているかを知ってゆく稽古を行っていきます。

今回は「異なる層位の身体と声の関係性」に武学で習う基本的な『五つの身体の層位』の「感覚体の層位」と、他の層位の違いを知って行くために『四つの基礎』の内容を借りながら稽古学習を進めて行きます。
「光岡武学-四つの基礎」とは
一. 左右観
二. 四つの陰陽表裏
三. 四方の身体
四. まだら観の基礎

ですが、この四つの内容から自分(人間)に潜在する幾つもの身体(存在)を知って行きます。
これらの、どの人間にも備わっている「身体の層位」が如何に関係し合えば相乗効果や型、技法の成立に繋がり、如何に関係すると相乗低下に繋がり上手く行かなくなるのか?などを武学の稽古を通じて知って行きながら、この人間の身体史、すなわち歴史的身体、経験的身体など光岡武学で提示されている身体観を「五つの身体の層位」「四つの基礎」を通じて事分けながら紐解いて参ります!
この日の稽古会は身体観を実際の実技を通じて、一つ一つの稽古方法、動き、技、技法を通じて知って行く稽古会となります。このような稽古学習を通じて自分の体観、体感、体認を深めて行きながら、これらの身体観への理解を皆で深めて行きましょう。

講師 光岡 英稔

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光岡英稔(みつおかひでとし)

1972年、岡山県生まれ。日本韓氏意拳学会代表、および国際武学研究会代表。
様々な武道・武術を学び11年間ハワイで武術指導。2003年2月、意拳の創始者、王郷齋の高弟であった韓星橋先師と、その四男である韓競辰老師に出会い、日本人として初の入室弟子となる。現在、日本における韓氏意拳に関わる指導・会運営の一切を任されている。国際武学研究会において自身の武術研究の場である兵法・武学研究会を主宰すると同時に、国内外の武術家・武道家に限らず人間の文化、身体、歴史を経験的に探究されている方々を招いての交流イベントなども主催している。
著書:「身体の聲 武術から知る古の記憶」PHP 他

 

9月21日(土)守伸二郎先生の和稽古講座

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9月21日(土)守伸二郎先生の和稽古講座
テーマ「指先、つま先と姿勢と呼吸」

守先生の笑いたっぷりの楽しいお話とともに茶道や和服など和の所作や古武術の動きを通じて、日常生活からスポーツや介護など様々なシーンで身体の使い方や問題を見直し、改善するポイントやきっかけを学んでいきます。

長年過ごしてきた豊かな和の身体感覚を取り戻しましょう!
初めての方から経験者まで、どなたでもご参加いただける講座です。
お申し込みは下にあるお申し込みフォームに入力し送信してください。

*連続の講座ではありませんので、初めての方でも気軽にご参加いただけます。
*激しい動きはありませんが、動き易い格好でおいでください。
*武術やスポーツなど経験がなくても大丈夫です。
*定員がありますので、定員に達しましたらキャンセル待ち受付とさせていただきます。

〜守先生からのメッセージ〜
危険な暑さというニュースが連日伝えられる猛暑の日本ですが、すでに温帯ではなく亜熱帯と化していますね。
9月の和稽古は引続き呼吸と姿勢をメインテーマに、他に指先やつま先と身体の全体との関係に目を向けて研究したいと思います。
「三千世界一度に開く蓮の花」とは合気道開祖の植芝盛平翁の手の内の口伝です。
手の使い方、指先の使い方と気持ちの向け方で身体の在り様や呼吸のしやすさが不思議と変わっていく体験を通して、末端と全体との関係性を研究してゆきたいと思います。
まだまだ残暑が厳しい折かと思いますが、是非皆様のご参加を心よりお待ちいたしておりますね。

守伸二郎守さん
1991年武術研究者甲野善紀氏と出逢い松聲館に入門、十数年師事する。
甲野氏の術理を研究するため「香川稽古研究会」を有志と設立。2003年より韓氏意拳に出逢い、2005年4月に韓競辰に拝師。
呉服屋四代目として家業を営みながら、日本韓氏意拳学会の公認分館における指導活動やカルチャーセンター等で古武術からの身体運用講座などの講師を務める。
また、武術家の甲野善紀氏、思想家の内田樹氏、独立研究者森田真生氏、古代技術・民族楽器研究者関根秀樹氏、バランストレーナー小関勲氏、行動分析学や思 考場療法などの心理学、アプライドキネシオロジーやマフェトン理論など各方面のスペシャリストを招き香川で講演会などを企画しているイベンターでもある。