9月16日(土)守伸二郎先生の和稽古講座

終了しました
9月16日(土)守伸二郎先生の和稽古講座

「股関節ってわかりますか?」
19時15分ー21時15分
参加費:3千円
会場:JR浜松駅より徒歩15分内
(*お申し込みいただいた方にお伝えいたします)

守先生の笑いたっぷりの楽しいお話とともに茶道や和服など和の所作や古武術の動きを通じて、日常生活からスポーツや介護など様々なシーンで身体の使い方や問題を見直し、改善するポイントやきっかけを学んでいきます。

長年過ごしてきた豊かな和の身体感覚を取り戻しましょう!
初めての方から経験者まで、どなたでもご参加いただける講座です。

*連続の講座ではありませんので、初めての方でも気軽にご参加いただけます。
*激しい動きはありませんが、動き易い格好でおいでください。
*武術やスポーツなど経験がなくても大丈夫です。
*定員がありますので、定員に達しましたらキャンセル待ち受付とさせていただきます。

ー守先生からのメッセージー
お世話になります、守です。
今回は股関節をテーマに日本人としての身体性を掘り下げていきたいと思います。
股関節は足と胴体部分のつなぎ目で、身体の安定や効率の良い力の出力、構造的な動きに直接影響しています。
肘は目をつむっていても触れますが、大腿骨の股関節から外側に張り出している大転子などはパッと触れる方が少ないようです。
昔は丹田、股関節を帯で締めていましたので、無自覚に肚腰を感覚して下半身で発生した力を上半身に伝える事が出来たのです。
いわゆる「肚に力を入れる」とか、「腰を使う」などの感覚が日常的にあったのですが、
現代人は上半身に比べ下半身(肚腰)の感覚がとても甘く、上半身に力が集中して構造的にも効率の悪い身体の使い方となっています。
そこで股関節を見る経験をすることで、肚腰の感覚を養い、効率が良く、傷みにくい身体を皆さんと研究してみたいと思います。
皆さんのご参加を心よりお待ち申し上げております。
守伸二郎守さん
1991年武術研究者甲野善紀氏と出逢い松聲館に入門、十数年師事する。
甲野氏の術理を研究するため「香川稽古研究会」を有志と設立。2003年より韓氏意拳に出逢い、2005年4月に韓競辰に拝師。
呉服屋四代目として家業を営みながら、日本韓氏意拳学会の公認分館における指導活動やカルチャーセンター等で古武術からの身体運用講座などの講師を務める。
また、武術家の甲野善紀氏、思想家の内田樹氏、独立研究者森田真生氏、古代技術・民族楽器研究者関根秀樹氏、バランストレーナー小関勲氏、行動分析学や思 考場療法などの心理学、アプライドキネシオロジーやマフェトン理論など各方面のスペシャリストを招き香川で講演会などを企画しているイベンターでもある。

 

7月30日(日)甲野陽紀先生の浜松講習会(2023年後期)

終了しました
7月30日(日)甲野陽紀先生の浜松講習会(2023年後期)

甲野陽紀写真

甲野陽紀の身体で学ぶワークショップ◆
10:15ー12:00

甲野陽紀研究講座◆ 
13:00ー15:30

 

〜甲野陽紀先生からのメッセージ〜

2023年後期の浜松は午前・午後の2コマ開催です。

午前は日常にすぐに活かせる身体の動きを紹介するワークショップ、午後は私が研究を進めている最新の内容を紹介する研究講座です。

研究講座といっても誰でも体感できるわかりやすい内容ですので初めての方でも2コマ連続受講をお勧めしています。

講習では身体の変化を感じ取るために二人一組になって進めていきます。

初めての方には身体の不思議さや面白さを感じていただくきっかけとして、常連の方には常に新しい視点をもっていただく機会として、毎回テーマを変えて講習をしています。

各講座の始まりには、テーマに関連のある基本的な話をしてから進めますので、どなたでも無理なくご参加いただけます。

<<甲野陽紀の身体で学ぶワークショップ>>
「力を入れずともしっかりする身体をつくる〜上下の安定感を引き出すキッカケづくり〜」

どんな動きをするとしても、ベースとなる身体の状態がまとまっているのか、バラバラなのかではできることが変わってきます。私が身体の構造をみるときに心がけている、腰ベースと肩ベースの動き方をもとに、上下の動きやすさをつくる身体のポイントについて実技を交えてご紹介します。

力を入れてがんばったり、耐えようとすることなく、身体が勝手に頑張ってくれることを様々なワークを通して体感していきます。重いものを持つときや、足腰にかかる負担軽減など、日常の動きのなかに取り入れていただけることもたくさんあると思います。

末端から動くこと、そのときに注意を向けるところを明確にすることで身体のパフォーマンスはさらに変わります。一動作一注意という基本をもとに身体を通して自分を再発見していくワークショップです。

誰でもできる内容ですので、運動経験は不問ですし、身体を動かすことに苦手意識がある方でも無理なくご参加いただけます。

ご関心を持たれた方はぜひこの機会にお越しください。皆さまのご参加をお待ちしております。

<<甲野陽紀研究講座>>
「皮膚の表層を捉える効用」

今回の研究講座は、“皮膚の表層”をテーマに進めます。

私にとっていま最もホットな研究のひとつが皮膚表層です。

注意を向けることによって変わる身体感覚をいつも研究していますが、その注意の向け方の底上げに役立ったり、触れたところを動かすという介助にも役立つ技術の質を上げるためにも効果的なことがたくさんあります。動きながらぜひその面白さを体感してもらえたらと思います。

日常動作から、人間関係まで、幅広く応用できる内容です。

後半では時間の許す限り質疑応答の時間もつくりたいと思っています。

 

甲野 陽紀 東京都生まれ

高校卒業後、父・甲野善紀の武術指導のアシスタントとして、国内外における各地の講座・講習会に同行。父と共同あるいは単独で有効な身体操作法を案出する。
2007年より単独での講師として各地に招かれ、武術を基盤としながらも独自の視点による身体技法を展開する。日常動作、スポーツ、介護、楽器奏法など幅広いジャンルとのつながりを通して、人の身体の持つ不思議さ・面白さに興味を持ち、武術だけにとどまらない身体感覚について日々探求している。

朝日カルチャーセンター新宿・千葉、よみうりカルチャー自由が丘などのカルチャーセンターで講師を務めながら、 東京都内でも定期的な講座を開いている。
その他にも全国各地の団体などからの依頼による講習会や研修会の講師も務め、そのジャンルは多岐におよぶ。教育(東京医科歯科大学、防衛大学校、都立新宿山吹高校ほか)、スポーツ(長野体育センター、三洋電機ラグビーチームほか)、介護(国立リハビリセンター、千葉大学医学部、全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会ほか)その他(中央労働災害防止協会、広島県福山市)など。

著書『身体は「わたし」を映す間鏡である』(2018 和器出版)
共著『驚くほど日常生活を楽にする 武術&身体術「カラダの技」の活かし方』(2014山と渓谷社)
共著『不思議なほど日常生活が楽になる 身体の使い方』(2016 山と渓谷社)

甲野陽紀 公式HP
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